体験レッスンのお申し込みを頂きました。ショパンの「別れの曲」の中間部、難しいところがどうしても弾きこなせない、とのお話。
上手な生徒さんからのご連絡でとっても嬉しいです。
簡単に解説したいと思います。
ショパンのエチュードの中でも「別れの曲」はテレビドラマなどでも使用されて特に有名ですよね。
ショパンが作曲したエチュードは、それまでのいわゆる練習曲と比べても、格段に難易度も音楽的要素も高いものです。
この「別れの曲」が入っているOp10はリストに献呈されている曲集です。難しいのも納得ですよね。
ショパン自身が「これ以上美しい旋律を書いたことが無い」と語っていた作品。ABAの形で構成され、特にA部分のハーモニー、旋律は自分なりの味が出せるところ。
魅力たっぷりなこの作品。
いろいろと演奏者を聴き比べてご自分がどのピアニストの演奏が好きか、そういう方向からのアプローチしてみるのもいい勉強になります。
皆さんはどのピアニストの演奏が好きですか?
私は若かりし頃のポリーニのエチュードが好きです。