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ベートーベン、スプリングソナタ

今日はスタジオでバイオリニストと室内楽の合わせをしました。

彼女はとってもホンワカしている人で、喋り方も優しくて暖かいお人柄❤️

 

でも演奏になると、ヴァイオリンの透明感がある音も、生き生きとした伸びのある鳴り方も素晴らしくて、一緒に演奏させて貰えると毎回幸せになりますし、一人での演奏とは違う発見があって楽しいのです。

 

スプリングソナタはヴァイオリンソナタの中でも最も有名な曲で、4楽章で構成されています。この時期の作曲家はソナタは3楽章で構成されているのに対して4楽章で構成した点でもベートーベンの曲に対する意気込みを感じます。

春のテーマ(第一楽章冒頭のメロディ)が様々な形で散りばめられていて、それを発見しながら弾いていったり、ヴァイオリンとピアノで同じフレーズの掛け合いが面白い作品で十分に楽しめました。久しぶりのアンサンブルでしたが、やはり長年培ってきた経験からか、1回の合わせでも十分に弾きごたえ、聞きごたえのある内容に纏められて楽しかった。 それにスタジオで今、一番の旬の日本人男性ピアニストSさんとすれ違った!! 彼のチケットはなかなか取れない。海外でも評価の高い若手ピアニスト。練習聞きたかったなぁ