レッスンで生徒に課題を出すときのポリシーがあります。
まず導入期から中級までの生徒さんには、音楽的教育に抜けがないように以下の構成で課題を与えています。これは私が一年かけて指導法の講習に通った先生から教えて頂いたことでもあるのです。
①教本
②曲集
③楽典
④テクニック
以上をバランスよく課題として出しています。
また初見の練習を時々レッスン中にやっていきます。
子供たちが忙しいのは近年に始まったことではなく、20年も前から「最近の子は習い事も多く時間がない。塾が始まると尚更だ」と言われてきました。
近年如実に感じるのは、子供だけでなくお母様方も猛烈に忙しい事。
ここ10年位からみられる傾向で、お母様の帰宅時間に合わせてしか子供もお家に帰れないご家庭も。
お休み中も病院や子どもの習い事の送り迎えで自転車で走りまわっていっらっしゃいます。
頭が下がる思いです。お母様方と「毎日フル稼働で頑張っているよね」と励ましあいたい~。
と、なると、ピアノの練習時間も当然限られてきますし、練習のサポートもなかなか思うようにはいかない。
この時、初見力があるお子さんは圧倒的に練習のストレスが少なく、かつ練習時間も少なくなります。
また、この読譜力が強い子は中学以降もピアノが続いていく子です。
導入時期のアプローチが重要ですよね。講師の責任、重大ですね。
音符をさくさくと読めるように、導いていくことが、いかに重要か。
私ももっと読譜力、欲しいですもん。
リストとかラベルとか、もう譜読みが大変で・・・(;^_^A
そして練習に関しても、なかなか毎日情熱を持って練習に向かうのは大変です。
今週の練習は、何にポイント置いて練習してくるのか、ちょっと大きい子には効率よい練習ポイントを伝えます。
課題は思わず自分からピアノに向かいたくなるような曲に出会うと、しっかり弾いてきてくれます。
ディズニーが大好きな子、 CDと合わせてまるでオーケストラのソリストになったような気分で弾くのが好きな子
アンサンブルが大好きな子、元気な曲、しっとりとした曲・・・勿論聞いたことのある有名な曲はテンションが上がります。
それぞれの琴線に触れた曲に出会った生徒さんの目の輝きを発見して
「私、この曲上手に弾けるよ!!」って言いながら弾いてくれる姿に、ちょっと感動しちゃいます(#^^#)