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子どもが育つ魔法の言葉

シトシトと毎日雨模様。紫陽花が綺麗な季節になりました

 

世の中はオリンピック目前・・・・

 

我が教室は・・・コンクール真っ只中です

 

レッスンにもついつい熱が入ってしまい、修正点を中心に「ここをもう少し」の指導。

どうしてもより良い演奏を目指して、目の前の子供をちゃんと褒めているのか心配になります

 

そんな時、自分の中のネジを締め直すために ドロシー・ロー・ノルト著

『子どもが育つ魔法の言葉」を読み直します

 

「子は、親の鏡」をご紹介します

 

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子は親の鏡

 

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

 

とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

 

不安な気持ちで育つと、子どもは不安になる

 

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる

 

子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる

 

親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

 

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

 

励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる

 

広い心で接すれば、キレる子にならない

 

褒めてあげれば、子どもは明るい子に育つ

 

愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ

 

認めてあげれば、子どもは自分が好きになる

 

見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる

 

分かち合う事を知れば、子どもは思いやりを学ぶ

 

和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世はいい所だと思えるようになる

 

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もしあなたにお子さんがいるならば、あなたはどのくらい実践できていますか?

 

私はこの文章を読んだとき、自身の子育てにおいても、ピアノ指導についても身動きが取れないほどの衝撃を受けました

 

私の子供の頃はピアノの先生はとても怖く、いつも怒っていて、そんな怖い先生がブーム??でした

 

「君には音楽なんてやる資格がない!」と楽譜を投げつけられたり・・・小学5年生の段階で「絶対藝大なんてキミには無理でしょ」と匙を投げられたり・・・・・

NYに行って、初めて「あぁこんな未熟な自分でも音楽を愛し、自分なりの演奏をすることが許されるんだ」と安堵なのか涙したことがあります

 

自分の子育てはまだまだ課題だらけですが

 

自分の子供たちが、生徒さん皆さんが、心がいつも穏やかでハッピーであるためにも

 

沢山褒めて、沢山認めて・・・巡り巡って自分自身が満たされていく・・・・

 

そんな想いが肯定された一冊でした。

 

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コンクール目前。自由に自分なりの演奏だけでは評価が得られないシビアな世界

生徒から「音楽の本質は自由と感動だよ、なんで細かく指導してくるの??」と直球で質問がありました

 

「そうだよね。そもそも音楽演奏で点をつけたり順位をつけたり。審査員の先生が何を判断の根拠として点を付けるの??
音楽は競争なの?と思うよね。でも作曲者の意図をどのくらい読み取れるか、アナリーゼ(分析)して曲に深く向き合いながら自分なりの曲作りを論理的に作っていく作業も大事なんだよ」

 

と真剣に話合いました

 

私は小学生でこの問題に気が付くこと自体が凄い!!!と思います

私はドロシーの言葉を時々反芻しながら、目の前の生徒さん達を沢山褒めて、良い部分を伸ばしながら自信を持ってピアノライフを楽しんでもらいたいなぁ、音楽も豊かな人生の一部分になったら・・・と願っています

 

沢山努力して、確実に上達してるんだから もちろん一杯褒めてあげたい

でも、折角チャレンジしてるのだから、ちゃんと厳しい目で見てあげて、コンクールでも結果が出てくれたらやっぱり嬉しい

 

誰の為の、何の為のコンクール?

音楽を深く学ぶ事でよりピアノが好きになって欲しい、結果が伴う事で自信を付けて欲しい

色々な思いがありますが、去年チャレンジした全生徒が

 

「楽しかった!またやりたい」と言ってくれたこと

 

面白い貴重な経験だと感じてくれたこと

 

一生懸命に指導して、生徒さんに伝わっていく・・・それが私自身が満たされることに繋がっていくような気がします(^▽^)/

 

つくづく、いいお仕事に巡り会いました。天職だと思っています。通ってきてくださる生徒さんに感謝です

 

コンクールは結果ではなく、経過が大事と言われます

 

出来るところまで深く学んで頑張ろうね!