以前より作曲者の観点から「どうしてこの表現を選んで作曲したのか?」
「偉大なる作曲者の作品の珠玉の美しさを分析から論理的に理解したい」など、楽曲分析が出来るとより作曲者の想いや作品の本質に近づいていけるし、何より指導の時に多方面からひとつの作品を深めていく事に繋がるので、アナリーゼをしっかり作曲家の先生よりご指導受けたいと切実に感じていました。何となく自分の感覚で弾くこととプラス、アカデミックな楽曲理解が出来る人になりたいと思っていたのです。
ご縁があり、ピアニストでもあり作曲家の熊本陵平先生のアナリーゼ講座を受講し、全国のピアノの先生たちとの学びの一年を経て、修了書を頂きました。
音大でも楽典の授業は勿論あり、アナリーゼ、和声分析などやりましたが、とっても苦手、難しい。
かつ、分析したらその後どのように演奏表現に繋げていけばいいのか、分からない
そんな部分を丁寧に教えて頂きました。
楽譜を根拠とした内容は説得力があると感じます。
今年は中級クラスに進みました。
コンクールに生徒さんを出す出さないに関わらず
ピティナコンペの課題曲を使って【楽譜を読み表現を引き出すこと】がレッスン内容。
2回講座が終わりましたが、毎回、短い曲でも何日も悩みながら、分析の課題をやってみました。
楽譜を『自分で引き出せるようになること』は
未来を生きる子供達の音楽教育では必ず必要になると多くのピアノ指導者が感じている所です。
まずは講師の私たちから。その部分が出来るように、楽しくなるように。
アナリーゼが出来て、楽譜の内面を深読みできるから、その作品の偉大さに酔いしれる!!
素晴らしい部分を沢山見つけたら、すぐに弾いてみたい。
そんな風にアプローチ出来たら、もっと楽しくなるだろうなぁ。音楽はやっぱり一生勉強だなぁ。
今年は常にアナリーゼ中級クラスの宿題が頭の片隅にあり、何度もの何度も悩みながら宿題をこなしていく一年になりそうです。お教室の、また、自分自身のブラッシュアップに繋がりますように!